童謡  ♪ 『赤トンボ』  ♪

童謡世代の私は、今でも口ずさむ歌がたくさんあります。

中でも、赤トンボの歌は、私の大好きな歌のひとつです。

時節柄、ラジオやテレビでこの歌を聞くことも多くなりましたが、

赤トンボの歌は、何度聞いても胸に迫るものがあります。

これは、作詞した『三木露風の幼少期の切ない思い』を

詩に詠んだからだとわかりました。

露風は,、六歳のとき、放蕩を繰り返す父親が原因で両親が離婚、

祖父母のもとへ引き取られ、子守娘に育てられたのだそうです。

そこで、子守り娘に背負われて見た情景

       夕焼け小焼けの赤とんぼ         ♪

                 おわれてみたのはいつの日か

その別れた母との切ない思い出を歌った

       山の畑の桑の実を

                   小かごに摘んだはまぼろしか

そして、母のように慕った子守り娘との別れ

       十五でねえやは嫁にいき 

   ♪             お里の便りも絶えはてた

       夕焼け小焼けの赤トンボ

                 とまっているよ竿の先 

「ねえや」とは実の姉でなかったんですね。

でも、母親代わりだったので、実の姉以上の存在だったのでは

と思います。

母や姐との度重なる別れ、幼かった露風の気持ちを想うと、

胸が熱くなります。

また、別れた母を想うて詠んだ歌もあることを知りました。

「われ七つ因幡に去ぬのおん母を又帰り来る母と思いし」

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唄 「いっぽんの松」

              波がさらった 7万本の

             陸前高田の 松原に

             いっぽん残った 松がある

             もいちど故郷 作ろうと                     
      
             戻る人達 迎えるために        ♪              

             残った祈りの 松がある

                                        

         ♪

                                    夢も暮らしも いつかは戻る

                                   その日は必ず 来るからと

                                   いっぽん残った 松が言う

                    大地に根っこを 踏みしめて
   
                   涙乗り越え 生き抜くちから

                 教えるいのちの 松がある



       雪がどんなに 降りかかろうと         ♪

                しぶきがその身を 削ろうと

       いっぽん残った 松がある

        生まれて育った 北国の

         強い心の 真ん中に

        残った奇跡の 松が立つ     ♪

これは、作詞︰喜多條忠  作曲︰船 村徹. 唄︰千 昌夫.

の「いっぽんの松」という唄です。

あの大津波で、7万本もあった松が、たった1本、奇蹟的に

残ったという松。

その津波の大きさは、計り知れないほどの威力だったことが

容易に想像できます。

「希望を持ってがんばって生きて!!」  とこの松が応援して

くれているようで、なんだか胸が熱くなります。

私もぜひ、この唄を覚え、歌えるようになりたいです。

自分への応援歌として、、。

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童謡 「隣組」

4月8日、菩提寺でも降誕会(お釈迦様の誕生日)の行事がありました。

いつも行事の後、最後には、みんなで季節の歌を歌いますが、

今年は、さらに昔の絆を歌った歌、「隣組」の歌も歌いました。

昔、私の小さいころ童謡として歌われていた歌ですが、

震災後の今聞いても、隣近所の絆を歌っている歌詞が

心に響きます。

お隣さん同士の絆は、いつの時代も大切であると、

あらためて思い知らされました。

歌は、ユーチューブで聞くことができます。

        童謡   「 隣   組 」  

  •                            作詞  岡本一平                 
  •                            作曲:  飯田信夫  
  •      1    とんとんとんからりと隣組

              格子を開ければ顔なじみ

              廻して頂戴 回覧

  •              
  •           知らせられたり知らせたり


                                2    とんとんとんからりと隣組

                                      あれこれ面倒味噌醤油

                                      教えられたり教えたり


                                             3   とんとんとんからりと隣組

                         地震や雷 火事どろぼう

                         互いに役立つ用心棒

                         助けられたり助けたり

                               
                            4  とんとんとんからりと隣組

                               何軒あろうと一所帯

                               こころは一つ屋根の月

                               纏められたり纏めたり

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    「津軽三味線」のコンサートを聴く

    2012_0429_113815cimg5060昨日、東松島市の西分館センターで

    「寂空さん」(じゃっくさん)という方の 

    コンサートを聴きました。

    この方は、神奈川県平塚市の方で、

    宮城県東松島市まで「原付バイク」に乗ってきたと聞き、それだけで

    びっくりしましたが、これから、青森まで行くと聞き、さらにびっくりして

    しまいました。いったいどれぐらいの距離を走られるのでしょうか。

    寂空さんは、5月3日、4日に行われる全国津軽三味線コンクール、 

    A級の部」に参加されるのだそうです。

    その行く途中、昨年もボランティアで訪れた「東松島市」に

    立ち寄って下さったのだそうです。

    私は、一昨年友達と津軽を訪れた時、津軽三味線の

    生演奏を聴いて以来のことだったので、大変楽しみにしていました。

    全身に響き渡る津軽三味線の素晴らしい音色、心が洗われた

    思いでした。

    そして、激しく動く指の動き、ばちさばきを間近に見て、その凄さに

    あらためて感心させられました。

    また、今回、寂空さんのお話から、わかったことがあります。

    一つは、津軽三味線の演奏は「弾く」ではなく、「叩く」ということ、

    もうひとつ、津軽三味線は、ねこの皮でなく、「犬の皮で

    できている」ということを知りました。

    あの激しく叩く演奏は、ねこの皮では、弱いのだそうです。

    そして、その皮の見分け方、三味線の真中に黒い4つの

    点々があればねこのおっぱいの部分なので、ねこの皮との

    ことです。

    また、「津軽じょんがら節」は、奏者がアレンジしなければ 

    ならない、オリジナルでなければならない歌なので、100人いれば 

    100通りになるのだそうです。

    昨日のライブを聴いて、津軽三味線について」また少し物知りに

    なりました。

    寂空さんの「津軽三味線の全国大会」でのご健闘をお祈りしています。

    そして、また東松島市でお会いできるのを楽しみにしています。

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    合唱曲 ≪あすという日が≫

            あすという日が 》        作詞:山本瓔子 作曲:八木澤教司

              大空を見上げてごらん
              あの枝を見上げてごらん
              青空に手をのばす 細い枝
              大きな木の実をささえてる
              今生きていること
              一生懸命に生きること
              なんてなんて すばらしい
              あすという日があるかぎり
              幸せを信じて
              あすという日があるかぎり
              幸せを信じて

                    あの道をみつめてごらん
                    あの草をみつめてごらん
                    ふまれても なおのびる道の草
                    ふまれたあとから芽吹いてる
                    今生きていること
                    一生懸命に生きること
                    なんてなんて すばらしい
                    あすという日がくるかぎり
                    幸せを信じて
                    あすという日がくるかぎり
                    幸せを信じて

    この曲は、仙台市立八軒中学校吹奏楽合唱部

    「声楽アンサンブルコンテスト」全国大会で歌うはずだった曲だそうですが、

    大震災があったため中止になり、歌うことができませんでした。

    震災後、避難所などを訪問して歌っているということがテレビで

    話題になり、各地の卒業式でも歌われたそうです。

    歌声も歌詞も素晴らしく、被災地にあって、勇気をくれた歌です。

    応援歌です。

    八軒中合唱部の男女のハーモニーは何とも素晴らしく、ジーンと

    胸に迫るものがあり、私は今も「You Tube」で聴いています。

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    被災地から  34    「震災のピアノ」再生す!!

    2011_0925_101334cimg4211 被災した石巻の楽器屋さん(82歳){が、津波に

    遭ったピアノを再生し、演奏したという話題が

    テレビや新聞で紹介されました。

    ピアノは、上に水の入ったコップさえおいてはならないと

    いわれるほど、湿気には敏感に反応するそうです。

    それが津波の塩水やヘドロにまみれたというピアノを、楽器店主の方か゜

    この半年かけて修理し、復興の音色を奏でというのですから

    感動してしまいました。

    また、この再生ピアノ演奏の日、石巻にきて震災に遭ったという歌手の

    クミコさんも駆けつけ、心の復興コンサート「一歩だけ前へ」と

    名前を付け、代表曲「INORI~祈り」など披露してくれたそうです。

    復興に向けて一生懸命頑張っている被災地にとって、どれほど心が癒され、

    勇気づけられたことでしょう。

    このピアノは、楽器店主の方か修理に取り組んでいる30台のうちの

    一つだそうで、「これからも生涯をかけて再生していきたい」と話されて

    いるそうです。

    この方の「負けじ魂」には、ほんとうに頭が下がります。

    写真は、「石巻かほく新聞の記事」です。

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    童謡「どんぐり」の歌詞について

            どんぐりころころ  どんぶりこ

             お池にはまって  さあたいへん 

             どじょうがでてきて  こんにちは

             坊ちゃん  一緒にあそびましょう           

                        

                   どんぐりころころ  よろこんで

                     しばらく一緒に   あそんだが

                     やっぱり  おうちが恋しいと

                     泣いては  どじょうを困らせる

    どんぐりをみると、この歌をつい口ずさみたくなりますが、

    なんとこの歌の作詞者が、私の住んでいる隣町、松島町(宮城県)の方

    知り、びっくりしました。

    拾ってきたどんぐりの種類を「フリー百科事典」で調べていて、わかりました。

    作詞者は、、国文学者、東京音楽学校教授の青木存義氏という方で、

    作詞者の少年時代の実体験から作られたと知りました。

    青木氏は、子供のころ読書が大好きで、、遅くまで本を読んで、朝寝坊

    ばかりしていたので、母親が息子に早起きさせるために、自宅の

    どんぐりの木」がある庭の池に、「どじょう」を放したというお話がもとに

    なっているのだそうです。

    また、この歌に続く3番の歌詞岩河三郎氏」という作曲家が作り、

    その歌が松島の小学校で歌い継がれているというから、またまた

    びっくりです。                                                      

    確かに「3番」まで聞くと、どんぐりがお山に帰れて、子供たちも

    ホットした気持ちになるのではと思いました。

    松島の「観蘭亭」(伊達政宗が豊臣秀吉から拝領した茶室)や

    青木氏の母校の松島の小学校に、青木氏の歌碑が建てられている

    とのこと、こんど通りかかったとき、じっくり見てこようと思っています。

    「拾ったどんぐり」について調べているうちに、いろんなことが分った

    二日間でした。

         どんぐりころころ   ないていたら

           なかよしこりすが  とんできて

           落ち葉にくるんで  おんぶして           

           いそいでお山に   つれてった 

     

                          

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    「陸上自衛隊東北方面音楽隊」の演奏を聴く

    2010_1012_075408cimg0846 東松島市合併5周年記念、社会福祉大会で、

    「陸上自衛隊東北方面音楽隊」の演奏

    初めて聴きました。

    この音楽隊は、54名の編成で、定規演奏会を

    はじめ、青少年コンサート、音楽フェスティバル、室内楽演奏会などの

    各種コンサート、、管轄する東北6県内での巡回演奏会、小中高の

    各学校2010_1011_063551cimg0837_2での音楽観賞会や吹奏楽の指導など、

    年間100回にもおよぶ演奏活動をしているとの

    ことです。

    音楽隊の皆さんのご活躍は、本当に素晴らしいですね。

    私も迫力ある素晴らしい生演奏に、すっかり魅せられた1時間でした。

    また、演奏だけでなく、コマーシャルで有名になった曲、

    「また君に恋してる」の2人の隊員の方のvocal何とも素晴らしく、

    かなり高い声域で朗々と歌われた歌声が、今も耳の奥に残っています。

    お二人の歌声を聴いて、男性の歌う「また君に恋してる」のvocalに、

    すっかりはまってしまいました。

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