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思い出した言葉 ≪残心≫

先日、先輩の元同僚の方を訪ね、懐かしいお話を

たくさんして楽しい時間をすごしてきました。

その帰り、思い出した言葉があります。

それは、≪残心≫という言葉です。

その方は、私が帰るとき、門を出て私の車が見えなくなるまで、

高齢の身でありながら、この寒空に立たれて、見送ってくださいました。

100メートルぐらいもあったでしょうか。

バックミラーに写るお姿を見て、「じぃ~ん」と胸に

迫るものがありました。

私は、その時思い出したのが、≪残心≫という言葉でした。

ー以下は、その「残心」という言葉に出会ったとき書いた

ブログです。(2010・2・6)ー

雑誌「いきいき・2007年7月号」に載っていた文章です。

「残心」ー   「残心」とは2010_0205_154043dsc05939 お辞儀をした後、すぐに次の

動きに移るのではなく、相手の存在を

心にとめて、間をおくことをいいます

たとえば、玄関でお客様を見送ったとき、

すぐにドアをパタンと閉めては、お客さまに

とって後味の悪いものになります。

見えなくなるまで見送り、相手に対する心を残します。

最後まで相手を思いやる心が大切なのです。ー           

私は、雑誌や新聞を読んで、心に留めておきたい記事を、

切り取ってスクラップブックにしています。

先日、これらのスクラップブックを繰っていたら、

「残心」大きく書かれた文字が、再び目に留まりました。

暫く前に読んだので、忘れかけていましたが、何度読んでも

いい文章です。

いつも心に留めておかねばとあらためて思いました。

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