童謡「ふるさと」
兎(うさぎ)追いし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて、
忘れがたき 故郷(ふるさと)
如何(いか)に在(い)ます 父母
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思い出(い)ずる 故郷
志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷
この童謡≪ふるさと≫は、1914年(大正5年)に『尋常小学唱歌』として
音楽の教科書初めて掲載された歌だそうです。
100年も前から歌い継がれている歌なんですね。
ここ被災地では、震災後、いろんな場面で歌われていますが、
この歌を歌うたび、私たちの胸に迫るものがあり、
涙なしではうたえない歌となりました。
「ふるさと」の作曲者、岡野貞一氏と、作詞者髙野辰之氏は
文部省歌について30名ほど集まった会議で、はじめて
出会ったふたりだったと先日知りました。
この出会いによって、童謡「ふるさと」は生まれたんだそうです。
なんというすばらしい出会いだったんでしょう !!
岡野氏と高野氏の作詞作曲コンビで生まれた唱歌といえば、
「ふるさと」の他に「春がきた」、「春の小川」」
「おぼろ月夜」、「もみじ」などがあり、いずれも今日まで
歌い継がれている名曲ばかりです。
この出会いのすばらしさに、ただただ感動するばかりです。
「あなたに出会えてよかった」という詩がありますが、まさに
この二人はそうですね。
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