「佐渡歴史伝説資料館」は、「佐渡が島」に ゆかりのある
「順徳天皇」や「世阿弥」、「日蓮」などの歴史上の人物や伝説を
等身大の動く人形で紹介している資料館です。
この数々の人形の目の動きや手足の動作の
一つ一つが、とてもリアルにできているのには、感心すること
しきりでした。
特に「世阿弥の雨乞いの舞い」の場面では、
顔につけてあるお面を後ろ向きになったと
思った瞬間、あっという間に変わるはやわざ。
そのハイテクには、超ビックリでした。(左写真2枚)
この「世阿弥」は、足利義政に疎まれ、72歳という
高
齢で、佐渡に配流されたそうですが、
76歳で戻され、80歳で生涯を終えたそうです。、
「鎌倉幕府打倒の謀議「承久の乱」に破れ、
24歳の若さで佐渡へと配流された「順徳天皇」。
その後、ずっと島に住み、46歳で崩御されたそうです。
「思いきや 雲の上をば 余所に見て
真野の入り江にて 朽ち果てむとは」
これは、順徳天皇の辞世の歌だそうです。
46歳という若さで、島から出ることなく崩御された順徳天皇の
心情を思うと、、、、胸が痛みます。
そして、鎌倉幕府に弾圧され、50歳で佐渡へと
配流された「日蓮聖人」。
写真左は、ひたすら題目を唱えたところ、
雷光の軌跡で、難を免れたという場面だそうで、
この翌日、佐渡へ流罪になったのだそうです。
でも、3年後赦免になり、鎌倉へ戻ってまた布教活動を再開したと
いうことです。
この資料館を見学して、佐渡は「遠流された多くの貴族や文化人たちに
より、多種多様な文化、芸能が育った島」ということを知ることができました。
土産販売コーナーでは、北朝鮮拉致被害者、
曽我ひとみさんのご主人
「チャールズ・ジェンキンスさん」にお会いすることが
できました。
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