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テレビ番組を見て知る ② 「茶せん作り」の技術

2010_0929_072633cimg0760 室町時代から受け継がれてきたという茶せん作り

一本の竹から、160本もの穂先にすると

いうのですから驚きです。

竹は一本一本硬さが違い、竹の硬さに合わせて

調節するので、手作業でしか作業ができないのだ

そうです。

竹の外側1mmlの箇所に切り込みを入れ、内側を取り除いていく。

そして、その1mmを半紙の半分の0.03mmの薄さまで削っていく。

竹がしなやかに動く厚みまで削る。それは、「文字が透けて見えるほどの

薄さ」だときき、その職人技の凄さには本当にびっくりしました。

その薄い細い竹の1本1本を手の感覚を頼りに、交互に糸を通して

編み上げていくというのですから、これまた驚きです。

穂先の数は、茶道の流派によってそれぞれ数が違うそうです。

また、たてるお茶の濃さにより、その竹の硬さも変わるそうです。

私は、これまで何の考えもなしに茶せんを使っていましたが、改めて

我が家にあった茶せんをじっくり見なおし、

「たった一本の竹に無数の技術が詰まった、世界に誇れる芸術」

ナレーションの言葉に、思わず納得、胸が熱くなる思いがしました。

本当に茶せんは、素晴らしい芸術作品ですね。

この「茶せん作り」の映像は、特に私にとって驚きの連続でした。

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