テレビ番組を見て知る ② 「茶せん作り」の技術
一本の竹から、160本もの穂先にすると
いうのですから驚きです。
竹は一本一本硬さが違い、竹の硬さに合わせて
調節するので、手作業でしか作業ができないのだ
そうです。
竹の外側1mmlの箇所に切り込みを入れ、内側を取り除いていく。
そして、その1mmを半紙の半分の0.03mmの薄さまで削っていく。
竹がしなやかに動く厚みまで削る。それは、「文字が透けて見えるほどの
薄さ」だときき、その職人技の凄さには本当にびっくりしました。
その薄い細い竹の1本1本を手の感覚を頼りに、交互に糸を通して
編み上げていくというのですから、これまた驚きです。
穂先の数は、茶道の流派によってそれぞれ数が違うそうです。
また、たてるお茶の濃さにより、その竹の硬さも変わるそうです。
私は、これまで何の考えもなしに茶せんを使っていましたが、改めて
我が家にあった茶せんをじっくり見なおし、
「たった一本の竹に無数の技術が詰まった、世界に誇れる芸術」の
ナレーションの言葉に、思わず納得、胸が熱くなる思いがしました。
本当に茶せんは、素晴らしい芸術作品ですね。
この「茶せん作り」の映像は、特に私にとって驚きの連続でした。
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