一度食べてみたかった「ゆきむすび」という米が
宮城県大崎市の道の駅で売っていました。
この米をおにぎりにして売っている「むすびや」と
いう お店が開店したとテレビや新聞で知りましたが、
週末のみの開店だそうで、
平日行った私は、諦めました。
でも、お米が手に入ったので、
ご飯を炊いて味わうことができ、願いは叶いました。
「ゆきむすび」は、今、宮城県でいろいろと話題になっている
米です。
宮城県大崎市のHPによると
「ゆきむすび」は、2001年に「東北181号」という名前で誕生した、
耐冷、耐病、良食味の低アミロース米品種です。
減反政策が進む中、新たに品種として採用しようという動きは
ほとんどなく、長い間埋もれていた米でした。
これに注目した鳴子町(当時)で、鬼首地区の山間地で
「東北181号」を普及させる「鳴子の米プロジェクト」をはじめました。
長い間、冷涼な気候のために米づくりに苦労してきた
鳴子温泉地域の人たち。山間地で田を切り開き、一生懸命米を
作っても、平成18年度からは国の支援も打ち切られてしまいます。
そんなとき「こういう有望な米がある」と紹介されたのが
「東北181号」でした。「東北181号」は耐冷、耐病、良食味の
低アミロース米品種の開発を目標に、平成13年に誕生した
米でしたが、減反政策が進む中、新たに品種として
採用しようという動きはほとんどなく、長い間埋もれて
いた米でした。それまで、山間地に向くそんなよい米が
あることを誰もが知りませんでした。
「ゆきむすびは」地域と行政、地域と農家、都市と農村、
学生と農村を結んできた。将来、もっといろいろな人たちを
結んでほしい」という願からつけられた名前です。
この米は、見た目がうるち米ともち米が
混じったような感じの米(写真左)ですが、
食べてみてもモチモチとした食感で、
見た目通りでした。
そして、何といってもこの米の本領発揮は、冷めてからの
ごはんのおいしさです。硬くならずにモチモチ感が
残ったままです。一昼夜たっても、美味しかったです。
私は、こういうご飯に、初めて出会いました。
本当にお結びにぴったりのお米だと思います。
これからも、「ゆきむすび米」のために頑張っている
「鳴子の米プロジェクトの方々」にエールをおくりたいです。
※アミロ―ス(国語辞典より)
でんぷん粒を構成する主成分の一つ。グルコースが長い鎖状に
連なったもので、水に溶ける。
※グルコース (Yahoo!百科事典より
代表的な単糖で、D型とL型があり、天然に存在するのはD型で、
ブドウ糖ともよばれる。グルコースは白色の粉末で甘味があり、
水によく溶ける
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