2009・工場見学 製紙工場
先日、紹介した「第二管区海上保安本部 仙台航空基地」の見学後、
日本製紙工場は、全国に10ヵ所あるそうですが、
そのうち2ヵ所がここ宮城県にあります。
私の住んでいる隣の石巻にも、日本製紙石巻工場が
あります。
私は以前、この石巻工場の前を通って通勤していましたが、製紙工場は
一度も見学したことがなかったので、今回の岩沼工場の見学は、
とても楽しみにしていました。
この岩沼工場は、仙台の南、20㌔ぐらいのところにあり、18.9万坪
(写真)という広大な土地に作られ、近くには阿武隈川が流れ、豊富な
水資源にも恵まれています。
岩沼工場の製品は、78%が新聞紙、コート紙20% (雑誌などの
表紙用の紙)、印刷用紙2%、地区別出荷の割合は、関東49%、
関西14%、中部13%東北12%、その他12%、製品輸送手段は、
トラック60%、コンテナ27%、フェリー11%、船2%となっているそうです。
約8割は新聞紙を生産しているとのことですが、確かに工場内には、
大きな新聞紙用のロールがものすごい数積まれていました。
試しに、私は、我が家の一日分の新聞紙の長さを計算してみました。
新聞の寸法縦81.5㎝、横見開き分で109㎝が8枚。(一紙分)
見開き分を長さにすると、我が家に来る新聞は、一日8m72㎝、
一紙で約9メートルも新聞紙として、毎日毎日配達されることが
分りました。
何紙も取っているお宅では、膨大な紙の量になりますね。
これが、日本全国となると、もう気の遠くなるような紙が、毎日毎日
使用されることになります。
今までは考えた事もなかった新聞紙の紙でしたが、こんなに使う
新聞紙ですから、リサイクルして、できるだけ長く使い続けるように
しなければ、資源は、枯渇するのではと思いました。
原料から製品の発送部門まで、コンピュータシステムで管理され、
すぐれた品質と高い生産効率を実現しているという製紙工場の
見学は、私にとって大変勉強になりました。
なお、工場の中は、写真厳禁だったので、写真は、撮れませんでした。
左の写真は、チップから紙が出来るまでの
展示です。
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