講演に参加して 1 伊達:政宗の正月料理
1月半ば、「伊達政宗と伊達衆のもてなし」と
「城下町仙台の江戸期の年末年始の行事」について
前、仙台博物館館長濱田直嗣氏の講演が東北福祉大学でありました。
またその料理を実食するということだったので、とても興味を持って
参加しました。
ここでは資料から、伊達政宗の正月料理を紹介致します。
伊達政宗の正月料理
毎年元旦御祝儀の御膳部
一番 おくた(奥田)の餅 ひしもち二ツ 比内一ツハ小豆
長さ一尺二寸 横六寸 まめのこ 御前へ・・・・
二番 御精進 おろしニふのり(布海苔)入れ 御汁ふのり
おりこんぶ なっとう 御めし かうの物
御湯 この間に白鳥の御板でる
三番 略
四番 す大こん
御さうに(ぞうに)
くしあハひ(串鮑) にしん こはう(牛蒡)
くしこ(串海鼠) とうふ 大こん
くろまめ なのくき(菜の茎)
五番 おろしなます さけひつ(鮭氷頭) ふりこ(鰤子)
ほや ふのり このわた(海鼠腸) 御汁白鳥
山のいも な ねき(葱)あへ物 なっとう
あかがいこくせう(赤貝濃漿) 御飯 御汁鱈
いせゑひ (伊勢海老) 鴨せんばしいたけ
漬け浸しの鮭 鯉刺身煎り酒 御汁干し菜
水和え 烏賊 かつお 大こん 栗 蓼
生姜
御向詰 鮭の子籠り 大ふな煮こごり 石焼き料理大こん入
御引さい(菜) かうの物 かまほこ 鮭の寿司蓼 なへ物
重箱物
御さかな たたき 御すい物なまこ 数の子 酢貝
からすみ くねんぼ 生貝煮て 麩煮しめ
御茶請 あんもち 山の芋色つけ
御菓子 枝柿 揚げせんべい 羊羹 豆飴 蜜柑
政宗公は「少しも料理心なきはつたなきこころなり」という名言を
残しているそうです。
この正月料理をからみても、かなりの食通だったことがわかります。
現在なお、私達が正月料理としているものもたくさんあります。
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