介護食 ② たこ焼き器で作る
たこ焼き器は、今施設に入っている母の介護を
していた時、大活躍しました。
母は「何よりこれがおいしい」といつも喜んで食べてくれました。
たこ焼きの中の具は、母の好きなシーチキンかホタテの缶詰、
牛乳、だし汁を加えて作ります。が、この生地の
柔らかさは水分に近いほど柔らかくします。
こうするとふわふわのたこ焼きができあがり、パーキンソン病で
飲み込む力が弱くなっている母も、容易に食べられました。
焼き上がったら普通のたこ焼きと同じように、ソース、マヨネーズ
鰹節、青のりをかけ、見た目も食欲をそそるようにしました。
今、母は、口から食べ物を摂ることはできず、胃に穴をあけて経管
栄養になっています。
もっともっと好きなものを食べさせてやりたかったのですが、、、。
「食べられる」ということは、「いかに幸せなことか」母を見て
あらためて思い知らされました。
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