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むべなるかな

1270 いつも行っている道の駅で売っていた果物です。

名前はむべ書いてありました。

初めて見る果物でしたが、私はむべと言う言葉を何度か

聞いたことがありました。

「むべなるかな」という言葉ですが、なるほどという意味で

使われていたと思います。もしかしてこの果物と関係があるのかも

と思い、買ってきてすぐインターネットで調べてみました。

晩秋、ほのかに甘い赤い紫の実のなるアケビ科の低木。

むべに関して琵琶湖のほとりに位置する滋賀県近江八幡市の

北津田町には古い伝説が残っている。

蒲生野に狩りに出かけた天智天皇がこの地で、8人の男子を持つ

健康な老夫婦に出会った。

 「汝ら如何(いか)に斯(か)く長寿ぞ」と尋ねたところ、夫婦は

「この地で取れる珍しい果物が無病長寿の霊果であり、毎年秋に

これを食するため」と答えた。賞味した天皇は「むべなるかな」と

得心して、「斯くの如き霊果は例年貢進せよ」と命じた。

この時からこの果実をむべと呼ぶようになった。

天智天皇のひとことからついた名前だったようで、私が買ってきた

この果物から、むべという言葉が出てきたことがわかりました。

語源を調べてみるのもおもしろいですね。

むべを食べてみると、確かにアケビに似ていますが、

1294_2 中身はほとんど種で占められ、ゼリー状の甘い実が

ほんの少しあるだけです。無病長寿の為には、きっと

たくさんたくさん食べたんでしょうね。

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