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大正時代の教科書

283_1 これは、明治生まれの祖母の教科書です。

糸て綴じた教科書は、教科書名が書かれた紙を

貼った表紙がつけられ、教科書の中は西行や芭蕉、

         ホフマン、孔子など10カ所ほどに261_5 その人物像が

載っているだけで、あとはびっしりと文字が

書かれています。

301_3 約100年前に教科書に載っていた、芭蕉の

奥の細道の文章(写真左、人物は芭蕉)やことわざなどの

文章は、今の中学生の教科書にも載っており、時代は

変わっても 同じことを学んでいると303 いうことがよくわかります

ここで、ことわざの文章の一部を紹介してみます。

「俚諺の一特徴は世界に通用すといふことにして、

          おのづから其の言ひ傳へ易きを貴ぶが故に

          その言句多くは短し。

          我が国の諺にては、「親馬鹿」といふ如きは、其の最も

          短きなるものの一なるぺし。蓋し余りに長くては、言ひ傳へ

          きをもって、俚諺たるに適さず。この故に、諺の上乗

          なるものは 貨幣と同じく運ぶに易くして、價の貴きもの

          なるべし。」

思わず、なるほどと納得してしまいました。このほかにもっと読んでみたい

文章はたくさんあります。

これからもブログで紹介していきたいと思います。

   ※ 教科書についていた付箋は、当時のものです。

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